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「羅生門」「杜子春」芥川龍之介〜おとがたり朗読公演 11月22日(土) | 雑司ヶ谷「エル・チョクロ」

  • 執筆者の写真: 長浜奈津子
    長浜奈津子
  • 9月27日
  • 読了時間: 3分

〜朗読とヴァイオリンによる芥川の世界〜


百年を超えて読みつがれる2つの物語。

芥川龍之介『羅生門』『杜子春』


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イベントについて


2025/11/22 (土) 14:30/15:00

<おとがたり朗読公演>


〜朗読とヴァイオリンによる芥川の世界〜

「羅生門」「杜子春」芥川龍之介


出演:おとがたり

長浜奈津子 朗読

喜多直毅  ヴァイオリン


日時:2025年 11月22日(土) 開場 14時半/開演15時 

会場:雑司ヶ谷「エル・チョクロ」


料金:一般 ¥4,000 (全席自由)” 若い耳 ” 学生割引(高校生以上〜29才迄): ¥2,000


ご予約:電話 090-7739-0777 & 080-7955-0333

Eメール  info@el-choclo.com



<あらすじ>


『羅生門』(芥川龍之介)

平安時代の京都、ひとりの下人が、飢饉と荒廃の中で行き場を失って羅生門に身を寄せる。下人は生きるため盗人になるかと悩む。楼上で死体の髪を抜く老婆を見つけた。「生きるためには仕方ない」と弁明する老婆。それを聞くと、利己と道徳の葛藤の中にあった下人は、もはや迷わなかった。老婆を突き飛ばすと、衣服を奪って闇に消えていった。


『杜子春』(芥川龍之介)

唐の長安。貧しさに途方に暮れていた杜子春は、仙人の言葉に導かれて二度も大金持ちとなるが、いずれも財産を失い、ついに仙人に弟子入りする。「いかなる時も声を発するな」と命じられた修行の中で、地獄の責め苦や両親の苦しむ姿を前に、思わず叫んでしまう。修行は破れたが、仙人は「親を思う心こそ尊い」と諭す。その時、杜子春はようやく、人として生きる道を悟った。



芥川龍之介(1892–1927)について

明治25年、東京に生まれる。幼い頃から文学に親しみ、東京帝国大学で英文学を学んだ。在学中に発表した『羅生門』『鼻』が夏目漱石に認められ、文壇に登場。その後も『地獄変』『蜘蛛の糸』『杜子春』など、数々の短編で知られる。鋭い人間観察と格調高い文体により、「短編小説の名手」と称された。大正から昭和初期にかけて活躍し、日本文学に大きな足跡を残した。



ー 出演者プロフィールー


おとがたり https://www.otogatari.net

女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。首都圏を中心に意欲的に活動を行なっている。物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出すために、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を抱く。来場者はもとより、文学研究者からも高い評価を得ている。


桐朋学園演劇科卒業後、劇団俳優座へ。女優・朗読家。2016年より「市川荷風忌」朗読出演。ヴァイオリニスト喜多直毅氏との朗読ユニット“おとがたり”では『濹東綺譚』他、荷風作品を多数上演。 六本木ストライプハウス「朗読空間~ひとり語り」泉鏡花『高野聖』他、坂口安吾『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』他、朗読公演を重ねる。 村岡花子訳『赤毛のアン』朗読配信、朗読教室の主宰など、幅広い朗読活動をする。 “女優の語り” で登場人物たちに命を吹き込み、物語る。


国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。他に黒田京子、齋藤徹 (故人) との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行う。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。






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