無垢な愛を捧げる 幼妻 “葵上” と、激しい嫉妬に苛まれる六条御息所。その交錯する想いの狭間で、光源氏の心は大きく揺れ動き、繊細な感情が波のように渦巻く。朗読とヴァイオリンで鮮やかに描かれる、胸が高鳴り、息を呑むような源氏物語の世界。
<朗読公演の詳細>
<演目>『葵』〜源氏物語〜 紫式部 与謝野晶子
<出演> おとがたり 朗読:長浜奈津子 ヴァイオリン:喜多直毅
<日時> 2024年12月22日(日) 開場14時半 / 開演15時
<会場> 六本木ストライプスペース https://striped-house.com
〒106-0032 東京都港区六本木5-10-33 ストライプハウスビル Bフロア
Tel:03-3405-8108
<アクセス>
地下鉄大江戸線・日比谷線. 六本木駅3番出口。アマンドを右に曲がり「芋洗坂」を下る。徒歩4分。アクセスMAP→ https://striped-house.com/map1.html
<入場料金>予約¥3,500 当日¥4,000(全席自由)
<ご予約・お問合せ>
・電話 09033391281 (長浜)
・メール nappy_malena@icloud.com(長浜)
*件名に「おとがたり予約」、メール本文に《12/22》《代表者氏名》《人数》《ご連絡先電話番号》を必ずご記入の上、お申し込み下さい。
・お申込みフォームより https://www.nappy-cantactriz.com/form
<『葵』源氏物語:あらすじ>
源氏物語『葵』
~愛と嫉妬、哀しみの物語~
光源氏へ清らかな愛を抱く幼妻 “葵上”。源氏は彼女に惹かれ、御所に招くのだが、葵上は源氏の周囲にいる他の女性たちとの関係に次第に不安を感じていく。一方、源氏には激しい嫉妬心を抱く六条御息所がいる。彼女は源氏への愛を執拗に貫くが、葵上との関係を快く思わず、嫉妬が募るばかり。光源氏は、この二人の想いの狭間で心を痛め、愛と責任の重さに揺れ動く。
袖濡るるこひぢとかつは知りながら下り立つ田子の自らぞ憂き
(六条御息所 本文より)
ー 出演者プロフィールー
女優・長浜奈津子とヴァイオリン奏者・喜多直毅による朗読ユニット。首都圏を中心に意欲的に活動を行なっている。物語の持つファンタジーを声や楽器の音を通して空間にありありと描き出すために、即興的に互いの間・抑揚・言葉に反応しながら進行するパフォーマンスは臨場感にあふれ、聴く人はまるで物語の中に居合わせるかのような印象を抱く。来場者はもとより、文学研究者からも高い評価を得ており、ユニークな活動が注目を集めている。
<オリジナル台本とレパートリー>
近年はオリジナルの台本と音楽による作品上演をする。漂白の詩人:石川啄木『啄木といふ奴 ~ A Guy called Takuboku ~ 』、極北の詩人:吉田一穂『白鳥古丹 −カムイコタン−』、太宰治『人間失格 ~道化と狂気のモノロギスト~ 』など。
坂口安吾作品は『夜長姫と耳男』を小樽文学館、札幌俊カフェ、六本木ストライプハウスにて上演。レパートリーは多岐に渡る。永井荷風『 濹東綺譚』『雪解』他多数。小川未明『港に着いた黒んぼ』、小泉八雲『耳なし芳一』、岡本かの子『鮨』、オスカー・ワイルド『幸福の王子』『わがままな大男』『ナイチンゲールと紅いバラ』等、市川市文学ミュージアム、室蘭港の文学館、北海道函館市芸術ホール、における朗読公演など。
<長浜奈津子> https://www.nappy-cantactriz.com
桐朋学園演劇科卒業後、劇団俳優座へ。女優・朗読家。2016年より「市川荷風忌」朗読出演。ヴァイオリニスト喜多直毅氏との朗読ユニット“おとがたり”でも『濹東綺譚』他、荷風作品を多数上演。 六本木ストライプハウス「朗読空間~ひとり語り」では泉鏡花『高野聖』他、坂口安吾『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』他、朗読公演を重ねている。 村岡花子訳『赤毛のアン』朗読配信や、朗読教室の主宰など、幅広い朗読活動をする。 “女優の語り” で登場人物たちに命を吹き込み、物語る。
<喜多直毅> https://www.naoki-kita.com
国立音楽大学卒業後、英国にて作編曲を、アルゼンチンにてタンゴ奏法を学ぶ。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心とした演奏活動を行っている。タンゴに即興演奏や現代音楽の要素を取り入れた“喜多直毅クアルテット”の音楽は、そのオリジナリティと精神性において高く評価されている。他に黒田京子、齋藤徹 (故人) との演奏や邦楽・韓国伝統音楽奏者・現代舞踏家との共演も数多い。欧州での演奏も頻繁に行う。我が国に於いて最も先鋭的な活動を行うヴァイオリニストの一人である。
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